FC2ブログ

ひねもすのらりくらりかな

福岡在住です。 すろーなペースで食べ物,写真などについて書いてます。

2019.03 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 » 2019.05

2012.02.21 Tue » 流れない時をたのしめるお店

住所:福岡市中央区西公園13-6 (MAP)
営業:時間などはわかりませんが場所の性格上土日は営業しているかと

特に何もすることのない休日には、
特に何もすることなくぬぼけ~っと公園を歩いたりします。
「公園に不気味なおっさんが一人でふらふらしていると
他の家族連れがこわがってめいわくになるのでは?」
とお思いの方もいるかもしれないし私も申し訳なく思っていたのですが、
意外に休日の公園って家族連れの方々をそれほど見かけないものだなあと。
ま、今が冬だからというのもあると思いますが、
どっちかというとイオンやゆめタウンとかのモールや
ファミレスやマクドなどに行く人が多いのかなあと。

気候のよいころはお弁当や買ってきた総菜などを広げて食べたりで、
今時分の気候の悪い頃はどこかで食事をすませてから来る人が多くて、
公園の中のレストランや食堂などの施設を利用する家族は近年かなり減っている気がします。
そこそこ大きな公園でも空き家になっている食堂とかも多いもんなあと。

aratsuteiokujo.jpg
ああ、おそらくは多くの家族が笑顔でお昼のおでかけご飯を
楽しんだのであろうこの定食屋も、今はその盛りも昔、天井には草まで…
などと感傷に浸っていると…すみません全然元気に営業中です。

aratsuteimise.jpg

喫茶店や家族連れ用の軽食メニューなどが多いのかなとメニューを見ると、
日替わり定食うどん定食カツ丼親子丼ちゃんぽんにカレーなどと、
ちょっと現代の家族連れ用ではなく、古い街中にある
どっちかというと私のような一人のおっさん向きのメニュー構成…
これは…入ってみないと…ということで西公園の荒津亭に入ってみることに。

店内はほんと「食堂」という文字が似合う、なんというか子どもの頃
宿泊体験や合宿などでみんなで泊まった「○×山荘」などの食堂を
思い出させてくれる種類の机椅子が食堂らしく配置されています。
そしてテレビ、富士山の写真、コカコーラのポスターに各種調味料も
「昭和時代の食堂様式」としてユネスコに登録出来るのではと思えるほどの
ある意味の様式美を見事に守って設置されておりました。
aratsuteitennai.jpg

そして席に座って窓の外の風景を眺めていると、
お水をもってきてくれたのが、私ごときが味のあるとか
そんな浅い形容をするのがはばかれる年月の重みを感じさせるおばちゃん。
今のお店の建物自体はそれほど古いものではないけど、
建物を建て替えながらずっとここでお店をされていたのかもなあなどと。
aratsuteitennai2.jpg

で、ちゃんぽんを頼んでテレビでやっているアタック25をみて待つことに。
私以外のお客さんは駐車場の車と着ている服から判断するにタクシーの運転手さん。
タクシー運転手の人って、いろんな場所やお店の情報詳しいでしょうが、
特にすごいなと感心させられるのは、都会の死角というか
「都会の中なのにぽつ~んと一人になれるようなぽっかり空いた陥穽」
のような場所をすごくいろいろ知っているような気がします。

慣れていない営業の人たちが「こんな所に車停めてると目立つよ」
てなところで休憩しているの見かけたりすることありますが、
タクシーの人たちはそう言う場所ではなく「よくぞここを」っていえる
絶妙なところに停めていたりするのが職種としての特徴かもなあなどと。

そんな視点でこの運転手さんもこのお店を選んだのかなあ…、
刻一刻と変わる道路状況をかいくぐりながら運転する緊張や、
乗せているお客さんの気まぐれな指示や要求に敏捷に反応する気疲れから
やっと解放された~と背中をゆるめることが出来ているのかな…
こういうのってファミレスだとかじゃ無理だし、
ある意味元祖長浜屋とかのお店でも無理な解放感だよなあ…
などと思ってみるとなんだか一緒に温泉につかってふう~といっているような
妙な連帯感を感じてきて自分もどこかゆったりした気分になってきます。

そしてぼやっとした頭でみる視界に広がるのは、
黄金の、なんて形容してしまうとどこかきらきらした
よそ行きの表現のようになってちょっと違う気のする、
鼈甲色とでもいえばいいのかの落ち着いた黄色の陽の光で、
飴湯の甘い液体のようにとろんと店内をみたしてゆらりゆれている。

先に先にと慌ただしい時の流れに翻弄されている…
なんて自分の生活を称せるほどまじめに働けてはいませんが、
けれどもあっというまにすりぬけて去ってしまう時の流れに
体温を奪われて凍えるだけの日々とは違い、このお店での時は
店内にゆったり蕩々と満ちあふえて私をあっためてくれるなあ…
などと思ってその心地よさに時の流れを忘れていけるように感じて
まどろみ始めた頃にちゃんぽん到着です。

aratsuteicyanpon.jpg

お味の方はもうほんと定食屋のちゃんぽん。
ここで変においしすぎたり奇をてらい過ぎていられたら
やだなあという気持ちに答えてくれるありがたい普通さ。
おいしさにはっと目が覚めるのもいい体験でしょうが、
やはり食べながらゆっくり目覚めていくのがここではうれしいなあと。

で、こうして長々と感想書きながらいろいろ調べてみると、
このお店の看板犬のタローとのいい話があったのですね。
上手にリンク出来ず残念ですが、「荒津亭 タロー」での検索結果より
該当する記事を読まれるとまたいい話に出会えますので。
関連記事
スポンサーサイト

« | HOME |  »

comments
comment posting
管理者にだけ表示を許可する

trackback

http://hinemosunorakura.blog112.fc2.com/tb.php/750-25912c7a

09profile.gif

く~ねる

AUTHOR : く~ねる

 福岡在住のおっさんがのらりくらりと日常をつづるブログです。
 コメントは承認制ですが,宣伝やお店の誹謗中傷などなければ
なんでも表示されますのでコメントもらえるとうれしいです。

 博多の祭・年中行事の予定に特化した別ブログはじめました。
博多の祭・年中行事

ツイッターもしています
 三鯛@tukushitai

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif