2018.02.14 Wed » 春一番
福岡では今日春一番が吹いたそうですね。
これまで寒すぎてスーツにダウンジャケットで出勤していたのですが,
今日は普通のステンカラーコート(?)で出勤できましたし
お昼ご飯の買い物で外出した際には「コートいらんかも」気分でした。
出勤時に櫛田神社に寄ると写真はありませんが
手水舎横の白梅はかなり花開いていたりして,
そこかしこに開花の気配に満ちたつぼみであふれていて
先日までの雪がうそのような「春感」にあふれていました。
で,ふと先日1月28日に「ご利益のある花」というタイトルで書いた
年を越して長く長い間咲いていた夫婦恵比須神社横の野牡丹をみにいくと…

こちらは今度は花の姿はみられませんでした。

花のない時期に一人花として咲いて開花をつないでいき,
他の花が咲き乱れはじめたのをみて己が花を納める…
そんな基調低音のような存在になれることにあこがれる…
というようなことを書こうとして「基調低音」を調べてみると
まずグーグル先生に「通奏低音」と訂正されました。
んでも良い言葉ですよね「通奏低音」,メロディーのように
はっきりと知覚されはしないけど曲の中で常に安定してなっていて
けれどもメロディーの1音1音にハーモニーとしての深みを与える…
なんて考えていて「通奏低音」という言葉を調べてみて
再度自分が言葉を全く間違っていたことに気づきました。
「クラングレーデ コンサート事務局ブログ」様のこちらのページなどに
通奏低音についてのよくある間違いについての丁寧な解説があります。
http://blog.livedoor.jp/klangredeconcert/archives/37699144.html
カラオケは好きだけど小学生のころにヘ音記号とか
出てきた段階ですでに学習を放棄した自分に理解できたか自信はありませんが,
通奏低音は一般的なイメージの「全音符レベルの低く長い音」ではなく,
どっちかというと「ギターを旋律としたらベースが通奏低音」みたいな感じで
通奏低音自体もメロディーになっているわけだなあと。
んだから,「主役:メロディー」「舞台や裏方:通奏低音」
みたいなイメージがあったのですがそれは全く違って
どっちかというとどっちも主役の掛け合いみたいなもので
つっこみがメロディー,ボケが通奏低音みたいな感じなんだろうなあと。
で,まあそんな感じで自分の言葉理解のお馬鹿さん具合を笑って
このブログを終えようと思ったのですが,写真をブログに入れるため
野牡丹の写真をピクセル等倍で確認して再び発見。

まだまだ一杯つぼみがありますね~~~。
そういう意味では,「咲いている花」に注目ばかりすると,
メロディーとして鳴っている通奏低音を全音符的に聞いてしまうように
「木を見て山をみず」の「花を見て背後の木を見ず」状態になりがちですが,
ちゃんと細かなものの集合として木を俯瞰して眺めることで
枯れた花とまだつぼみの花のかけあいによる木全体の構成の維持,
なんてものがみえてくるのかもなあなどと。
・・・・・・・・・・。
と,こうして無理矢理自然派な(?)文章を
さも好きで書いたようにみせかけることで,
チョコ一個ももらえなかった,誤解されている方の
基調低音的な哀しみから逃れてみました(笑)。
んでも正月太りが全然解消されないので甘いものは控えないと…
とフロイトさんがみたら爆笑されそうな合理化をして本日は終わります。
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