博多より鹿児島が2倍すごいこと(後編)
2016/12/31(Sat)

昨日の続き。

北見俊夫(編)1991 恵比寿信仰 雄山閣出版を読みすすめると、
p.123に「これらエビス像の中で最も多く全域に分布しているのは
夫婦神の伝承をもつエビス神である。」と書いてあり、
夫婦恵比須が複数個所に存在することを知りました。

そしてそのすぐ後に
「夫婦神としての伝承が確実に残っており、
現在でも伝統的な祭祀儀礼がおこなわれているのは、
薩摩半島北西岸の串木野市羽島、阿久根市佐潟、
脇本などの浦である」と書かれてありました。

詳しい場所などは分かりませんでしたが、羽島なら近いので
ドライブがてら行ってみようと気軽に行って見ました。

場所がわからないので、とりあえず「羽島漁協うんのもん」
「薩摩藩英国留学生記念館」のあるところに行ってみて、
そこで案内地図でもあればみてみるか・・・と思って
記念館の駐車場に車をとめてみます。

20161231chirimen.jpg

まずは羽島漁協うんのもんのポスター見てみると、
土曜日限定とはいえ海鮮丼500円、海鮮弁当360円は安いねえ、
以前本ブログでも書いた「ちり麺」が平成26年度の
第48回水産物品評会で水産団体長賞を受賞とのことおめで鯛!
などと思ってからすぐ後ろの薩摩藩英国留学生記念館をみてみると、

ん?すぐ横に神社の鳥居がみえるなあ…
20161231kinenkan.jpg


どういう名前の神社かな~と思ってみると「恵比須神社」。

20161231ebisu.jpg

で、のぞいてみると・・・・・・・

夫婦恵比須が2組で四体のご神体が奉られていました。

20161231meotoebisu.jpg

探し出すの難航しそうだと思っていたのに、
こうしてあっさり見つかったので拍子抜けしましたが
見つけることができて良かったなあと。
てか、何回か来たことあった場所でしたが、
その存在に全然気づいておりませんでした。

そういうわけで、博多の夫婦恵比須が夫婦2体だとすると、
鹿児島の夫婦恵比須は2夫婦で4体なので2倍すごい!
と無理やりこじつけてのタイトルでございました。

で、「何故鹿児島では複数のご神体を持つことが多いのか?」
と不思議に思いながら本を斜め読みしてみると、
鹿児島の恵比須様は「海から拾ってきたり網にかかった石」
であることが多いので、ここからは私の勝手な推測ですが
「一個だけじゃさびしいから一杯持ってあがろう」という
ごくごく自然な心理が働くから複数なのかなと。

だから、先に「海からいただいてきたありがたい石」があり、
海の神様と言えば恵比須様だからと名がつけられていったと。

でも、そうした流れではなくて、「商売や漁業の神様を祭りたい」
という要請が先にあって、「延喜式には~???」みたいな感じで
神様の系統をたどって恵比須様を招聘(?)した場合には、
ご神体は1体だから夫婦であることはまずないのだろうなあと。

で、そんなこんなでありがたい気持ちになって
さて去ろうかと思って車で通りかかると…
祠に鯛の絵が描いてあったので引き返して撮影!

20161231tai.jpg

大正六年三月吉日修築
濱浦青年創立
発起人幹事 平石 長作 平石正太郎 有江増太郎 の文字が読めます
一金 五拾円 下関市岬ノ町 山神株式会社 五島 村上留 作

なんだかかわいらしい鯛の絵もみることができて
夫婦恵比須様と鯛の両方に出会えた良い年の締めができたかと。

この文に目が届いた方は、内容のわりに長すぎる
私の文章を読み続けてくれたありがたい人だと思いますので
今年のご愛顧を感謝!です。

それでは皆様良い年をお迎えください。
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