ひねもすのらりくらりかな

福岡在住です。 すろーなペースで食べ物,写真などについて書いてます。

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2015.07.04 Sat » 母のバラとバカなママの理由(後編)

で、時は流れて。

私は今は博多区に住んでいますが、その前は東区のはずれの
一戸建てと言えば聞こえはいいけど、明らかに賃貸専用の
安普請の平屋に4.5畳程度の家庭菜園のついた家に住んでいましたが、
その理由は「自分で作った野菜で自炊するのは楽しそう」というものでした。

で、引っ越した当初はトマトやナスやオクラやゴーヤが
すくすく育つのが珍しくて楽しんでおりましたが、
野菜がすくすく育つということは、それにあわせて、
否、それ以上の勢力ですっくすっくと雑草が生えるということを
私はまったく予想をしておりませんでした。

「こんなに雑草って生えるんだな…しかもこんなに奥深く…
実家の家庭菜園には雑草なんて生えてなかったのに…」
20150704bridge.jpg

でもまあそれは除草剤など使ってないからなのかな…
実家では除草剤とか使っていたんだろうなあ…と思って
あまり気にせず雑草が伸びるままにしていた頃、
何かの用事で関西に行った両親が福岡によって1泊することになったので、
自宅につれてきて家庭菜園をみせることになりました。

生き生きとその高さを誇る雑草の陰にかくれて、
背の低い野菜がこっそりとわずかな実を成らせる
本末転倒な菜園をみて「あんたは栽培の才能ないなあ」と母親が笑ったので、
「なら、父と一緒に出かけてくるからその間に雑草抜いといて」
といって母親を残して出かけて少ししてから戻ってみると…

そこには、緑のものは土に直接ついたコケでさえも完膚なきまでに
取り除かれた茶色の土が、空気を含んでふんわりと広がっていて、
短時間にきれいに雑草抜きできたことにわが親ながら感服しました。

で、その後家で飲んでいるときに母親本人や父親から聞く限りでは、
母親は花の品種や肥料のことなどはほとんど考えることはしないが、
もう毎日雑草を抜くことだけはもくもくと続ける人間だということでした。
で、そういう蓄積があるからわずかな時間でみごと雑草を抜けたのだと。

実家であまり母親が雑草を抜いている姿を見たことがなかったので
私にとっては意外だったのですが、子どもを学校に送った後
パートに出るまでの時間に集中して雑草抜きをしていたとのことでした。
20150704steps.jpg

基本的に両親とも子どもに「あれしろこれしろ」いうタイプではなく、
どちらかというと「種も畑も悪い両親から生まれてきたのだから
お前もたいした人間にはなれないんだからただただまじめに生きなさい」
とだけなんども言い聞かせ続けるという子育て方針だったので、
まったく期待をされない分重荷もまったくしょわされなかった心地よさもあり、
私自身「自分も愚直さを大事に生きて行きたい」と心では思っていました
(実際に愚直な生き方をしてこれたかは別として)。
20150704hill.jpg

加えて母親は「ややこしいこと考えたくない」「変に頭を使うのは好かん」という
小賢しさを否定する姿勢をかたくなに持っている人間なので、
花を育てるにしても「どの花がいい」という「種」の問題や
「どういう耕し方や肥料の配合がいいのか?」とう「畑」の問題を
考えたりすることはまったくなく、ただただ毎日欠かさず
水やりと雑草抜きを続けることだけに打ち込むばかりで
でもそうすることが母親にとっての喜びだったのだろうと思います。

それはある意味、「種も畑も悪い」の、悪い畑としての自己像があるために
畑を良くしようと無理してもがいてしんどい思いをするよりかは、
ただただ生えてきてしまう雑草を抜き続ければ、
がんばって生きてきたとそれだけはいえると思ったがゆえの
行動だったのではないかなあ…なんてことを
最近の自分の心がけや感じ方から類推して思うようになりました。

変に頭働かして自分のために使った小賢しさは、それを見破られたときに、
小賢しさで得たわずかな利益以上の恥ずかしさで自分を傷つけるのですから、
変に頭をつかうよりかは、はえてきた雑草は抜き、降ってきた雨には傘をさしで、
流れに歯向かわず、けれども流れにおぼれないようになんとか浮き続けようとする
生き様の一環として母親の「雑草抜き」はあるのかなあ…などと。
20150704river.jpg

そうした母親の姿勢に完全に賛同するわけでもないですし、
そうした母親の気質を完全に受け継ぐことが出来ているわけでもないでしょうが、
ことこのブログに関しては母親の雑草抜きの姿勢に似た気持ちで継続していて
「どうすれば“大輪のバラ”としての“読んでくれる人の増加”につながるか」とか
「どうすれば“美味な野菜”としての“良い内容”が書けるか」などは
あまり考えずに、ただ生えてきた雑草を“抜かずにいられない”のに似た気分で
畑の横に詰まれる抜いた雑草の量で喜びを感じるように
書かれたブログの文字の量だけで喜びを感じているのだと思います。
そして、だからこそこんな感じで続いているのだろうなあ…と。

なので、「あはは確かに抜かれた雑草のような文章だね君のブログは!」
などと笑っていただけるとほんと負け惜しみでなくうれしく思いますので
これからもお馬鹿な内容のママの本ブログを読み続けていただけると幸いです。
20150704wine.jpg

さ、なんとか後編も終わったので今からまた安ワイン飲むぞ~♪
それではおやすみなさい。

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